猫用ウェットフードのおすすめは?選ぶ基準も徹底解説!【猫グッズ】

食べやすく、水分補給にもぴったりなウェットフード。ただ、種類が多すぎて何を基準に選んだらいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではウェットフードの種類や、買うときにチェックするべきポイント、おすすめの商品などを分かりやすく紹介します♪ 愛猫の食事に悩みを抱えている人はぜひこちらの記事を参考にしてください◎

ウェットフードのメリット

そもそもウェットフードには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

1番のメリットは水分をたっぷり含んでいること。ドライフードが通常8%~12%の水分量なのに対して、ウェットフードの水分量は約75%以上です。そのためあまり水を飲まない猫や、水分が不足しやすい夏の時期にもしっかりと水分を補うことができます♪

また、食感が柔らかいため、噛む力が弱まっている老猫や歯のトラブルを抱えている子にもおすすめ◎ 

そして嗜好性が高く、猫の食いつきが良いのも魅力のひとつです。ドライフードに飽きてしまったり、食欲が落ち気味になったりしている猫にもぴったり♪ パッケージとして少量の製品も多く、未開封の場合は長期保存にも向いているので、災害時の備えとしても役立ちますよ。

そんなメリット盛りだくさんのウェットフード。では、実際に購入するときは、どのようなポイントに注目して選べばよいのでしょうか?

ウェットフードは目的別の4種類がある

ウェットフードは、目的の異なる4つの種類があります。そのため、購入の際にはまずパッケージに記載されている表示を確認して、猫の年齢や体調、与える状況などに合わせて適しているものを選びましょう。

総合栄養食

ウェットフードを主食として与えたい場合は「総合栄養食」が最適。これは、健康のために必要な栄養素が含まれているフードで、人の食べ物に例えるなら一汁三菜のようなものです。

「総合栄養食」と表記されているものは、タンパク質、ビタミン、アミノ酸などの栄養素の下限値や、危険性のある原材料の上限値を設定した「AAFCO栄養基準」をクリアしているもの。そのため、栄養バランスがしっかりと取れている健康的な食事を与えることができます!
■「総合栄養食」を選ぶ場合は成長段階もチェック!
「総合栄養食」は猫の成長段階を以下の4つのステージわけて、それぞれの時期に合ったフードを販売しています。

「妊娠期/授乳期」
→生後4週齢前後まで

「幼猫期/成長期又はグロース」
→生後8週齢前後まで/1歳まで

「成猫期/維持期又はメンテナンス」
→1歳から6~8歳前後まで/6~8歳以降、高齢猫食

「全成長段階/又はオールステージ」
→すべてを満たす場合

「総合栄養食」を購入する場合は、この中から飼っている猫のライフステージに当てはまるものを選びましょう!

療法食

療法食は名前の通り、治療のサポートをするフードです。それぞれの病気や治療法に合わせて栄養成分の量や比率を調整したものとなっているため、獣医師との相談が必要となります。気になる人は、かかりつけの動物病院で相談しましょう。

間食

「間食」は、しつけのご褒美などで与えるおやつのことで、代表的なものとしてはジャーキー、ガムなどが挙げられます。「おやつ」「スナック」「トリーツ」などと記載されていることが多いです。

ただ、間食は与えすぎを防ぐために原則として「1日当たりのエネルギー所要量の20%以内」という限度量が決められています。「ご褒美の間食を与えすぎて肝心のご飯が食べられなくなってしまった!」ということがないように注意しましょう。

その他の目的食

「その他の目的食」は、これまで紹介した3つのどれにも当てはまらないもので、特定の栄養を調整したり、カロリーを補給したりするためのフードです。日々の食事に少し変化をつけて楽しませることができたり、食が細い猫の食欲スイッチを入れたりすることができますよ◎

「その他の目的食」の中でも、嗜好性を高めるためのフードには「一般食(おかずタイプ)」「一般食(総合栄養食と与えてください)」「副食」「ふりかけ」などの表示が、そして栄養の調整をするための商品には「栄養補完食」「カロリー補給食」「動物用栄養補助食(動物用サプリメント)」という表示がされています。

ただ、栄養分が「総合栄養食」の基準までは満たないため、あくまで補助として与えることが大切。こればかりに偏ると不調を起こしてしまう可能性があるためご注意ください。

猫用ウェットフードの選ぶ基準

ウェットフードの種類の他に、商品を選ぶ基準になるチェックポイントを紹介します◎

ウェットフードの形状で選ぶ

1番わかりやすい選定ポイントは、ウェットフードの形状。なめらかなペーストタイプのものから、食感がしっかりとあるフレークタイプのものまであるので、愛猫の好みや状態に合わせて選びましょう。どれが合うかわからない場合は、ひとつずつ違うタイプのものを購入して様子を見るのがいいかもしれません。

■ 食べやすいペーストタイプ

子猫や老猫にはなめらかで食べやすいペーストタイプ、パテタイプがおすすめ。柔らかくて固形物が少ないため、喉にひっかかることなく食べることができます♪ また、お湯と混ぜることで子猫の離乳食としても与えることが可能です◎

また、ドライフードとも混ぜやすいのでミックスフーディングにもぴったり! ドライフードに飽きてしまったり、食欲が落ちていたりする猫に混ぜて与えると新鮮に味わってもらえるかもしれません♪
■ 噛み応えのあるフレークタイプ

フレークタイプの特徴は食感がしっかりとしていて満足感があること。噛み応えがあるものが好きな猫はフレークタイプを好む傾向があります。

与え方としては、おやつとしてあげたり、ドライフードにトッピングしたりするのがおすすめ。種類も豊富で、割と安価なものが多いです。
■ 水分補給にぴったり!スープタイプ

スープタイプは1番水分量が多いので、あまり水を飲まない猫にもおすすめ! だしやうまみエキスが効いたスープに、大きめの素材を煮込んだものが入っている場合が多いです。

スープタイプはレトルトパウチの製品が多く、一食パックになっているため、袋から出してそのまま与えられる手軽さもポイント♪ ごみ処理もかんたんで、外出時に持っていくのにも便利です◎

味で選ぶ

猫にも人と同じように好き嫌いがあります。そのため、シンプルに愛猫の好みに合わせて、今まで食べていたフードと近い味のものを選ぶのが1番かんたん。

好みがわからない場合は、オーソドックスな魚介味をおすすめします。日本育ちの猫は漁港周辺で魚を食べてきたと言われており、キャットフード自体に魚味が多いため1番無難です◎

とはいえ、もちろん時間をかけて探ってみるのも大切。これを機会にさまざまな味を与えてみて、1番食いつきの良いものがどれか観察してみるといいかもしれませんね♪

健康維持の目的で選ぶ

ウェットフードの中には、ヘルスケアに適した商品があります。例えば肥満が気になる猫には低脂肪・低カロリータイプのもの。免疫力をサポートしたい場合には、栄養バランスを重視しているものなど、目的によって選ぶこともひとつのポイントです。

他にも、尿路関連のケアに配慮したものや、毛玉ケアのために食物繊維が豊富なタイプなどもあります。ただ、これらはあくまでの食事の一環なので、気になる症状がある人は動物病院で相談しましょう!

コスパで選ぶ

食事は毎日必ず必要なものですから、継続できることが大事。ウェットフードはドライフードに比べると割高のため、無理なく与えられるものが良いでしょう。

そこで、手っ取り早く参考になるのはやはり実際に使っている人の口コミ。好みは猫によってバラバラですが、評価の低いフードを避けることもできるため事前にチェックして損はないと言えます。また、手に入れやすさもひとつのチェックポイント。ネットで購入する場合には、ショッピングサイトが充実している有名メーカーなどを選ぶと補充しやすいかもしれません。

猫用ウェットフードのおすすめ一覧

ここでは人気の猫用ウェットフードを厳選して紹介! 種類があって何を選ぼうか迷っている人は、ぜひこちらを参考にしてください♪

ロイヤルカナンジャポン ユリナリー ケア ウェット

「ロイヤルカナン ユリナリー ケア ウェット」は、猫が本能的に求める栄養バランスを追求しており、理想的な体重を維持できるように適切なカロリーに調整された「総合栄養食」です。

咥えて、泌尿器の健康にも配慮したミネラルバランスも魅力的。健康面へのサポート体制が万全でありながら、猫の興味を引きやすい香ばしいにおいもあり、食いつきの期待も高くもてますよ。

メディファスアドバンスウェット グレインフリー 1歳から まぐろと若鶏のささみ

麻布大学の獣医学部と共同研究で開発された「総合栄養食」。新鮮なまぐろと若鶏のささみをほぐして食べやすいようになっており、とろみのあるスープ仕立てとなっています♪

なめることも噛むこともできるので老猫でも食べやすいフード。ミネラルバランスも調整されているため下部尿路のケアにも期待できます。

アイシア黒缶 まぐろとかつお

まぐろとかつおのシンプルな成分で構成されている「総合栄養食」。小麦やトウモロコシなどの穀物を使っていないグレインフリータイプのため、穀物にアレルギーがある猫でも安心して食べることができます◎

高たんぱくで糖質が少なく、魚好きの猫にはたまらないフード。腸内環境を整える効果があるオリゴ糖が含まれていて、余計な添加物もなく、健康面の配慮もばっちりの商品といえます。

Nutro デイリー ディッシュ シニア猫用 チキン&ツナ クリーミーなペーストタイプ パウチ

老猫向けのフードも紹介。このウェットフードは、下部尿路の健康サポートや肥満に配慮した低カロリーの「総合栄養食」です。

水分が多く柔らかいため、噛む力が弱くなった高齢猫でも無理なく食べやすいタイプとなっています。また、1食分にちょうどいい小分けパックになっているのもうれしいポイント。少量使い切りタイプになっているので、毎回新鮮な味わいを楽しんでもらえるでしょう。

はごろもフーズ 無一物パウチ かつお

素材本来の旨みを出すために、かつおと天然水だけで作られたフード。「その他の目的食」のため、フードにトッピングしたり、おやつとして与えたりするのがおすすめです。

ほぐし身の水煮のため、柔らかくてジューシーなのが魅力。ツナ缶のようなにおいのため、ツナ缶が好きなら食いつきの期待大ですよ♪

まとめ

日々の食事は体をつくる大切なもの。毎日のことだからこそ、愛猫にとって健康的で美味しいご飯を味わってほしいですよね♪ こちらの記事を参考にしながら、それぞれの猫にとってぴったりのご飯をあげましょう◎

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